日本の人工衛星について

2023.4.26

民間衛星による月面着陸が80mの高さまで順調に飛んでいましたね。
バッテリーかスラストエンジンが終了したのかもしれません。もう少しでしたね。

H3ロケットの打ち上げは失敗に終わりましたが、新開発のメインエンジンであるH3ロケット部は、正常な推力を出していて、大きな成功だと思っています。

H3ロケットに積まれていたソニーの超高性能なCMOSカメラによって満月の夜であれば、とても明るい画像を映し出したりできるのです。
そして太陽光からの地面の赤外線反射データを撮像する時代がまもなく始まります。

例えば田畑の地面の肥料が少ない部分の検出や水温が上がり過ぎた水田の検出、稲に含まれるたんぱく質が十分な値に達しているか、適切な刈り取り時期もその画像から分析するのです。
ジャガイモなどは、夏の終わりに薬をまいて、葉を枯らすことで大きな収穫が得られるのですが、葉を枯らす時期もその年の天候によって違いが出ますが、衛星からの画像分析によって、その時期を決められます。
とりわけ農業においては、作付け農家が自分のパソコンであらゆる分析データを見られる事になり、あらゆる作物の収穫時期を自分で正確に判断出来る事になります。

高性能な日本のGPS「みちびき」は、まだ必要台数が打ち上っていませんが、あらゆる農業や車社会がファイブGコネクト技術によって超高性能なトラフィックが始まります。

高性能カメラや気象衛星や「みちびき」の残り3基など、順番を待っている日本の人工衛星は、数十個あると言われています。
H3ロケットやイプシロンロケットはわずかな部分のミスで失敗していますが、イーロンマスクのスペースエックス社の経営思想がそうであるように、たとえ打ち上げに失敗をしてもすぐに改良し、大急ぎで量産して打ち上げて、早く成功してほしいと思っています。

間違いなく、宇宙ビジネスは中国と欧米とのし烈な開発競争の中に有り、順番待ちしている大量なペイロードを宇宙に運ばなければなりません。


2023年04月26日