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2022/09/18
世の中の全てがモーターになる時代
2022.9.18

でも、重機や充電設備から離れたエリアでは充電が出来ませんから、エンジンは必要です。

250年ほど前、イギリスで産業革命が始まり、蒸気機関が大きな動力を生み出し、やがて内燃機関であるエンジンが大きな回転エネルギーを生む時代が始まりました。
そして近年は、高性能バッテリーの登場で、自動車も電気で走ろうとしています。

モーターは色々な種類が有りますが、効率の良い3相交流型がベストです。
最近ではバッテリーで駆動する電動工具やドローンのプロペラにも3相交流モーター(ブラシレスモーター)が採用されています。

従来のモーターはどれもエネルギー効率が80〜95%前後出ていて、更なる開発を試みる事も無く時代が流れていましたが、小型モーターも半導体によって直流バッテリー電源からも三相交流を作り出し、3相モーターで駆動する事で、モーターの重さや大きさに対して大きなトルク性能のものが出てきました。

そして今年に入って新たなニュースが三つ入ってきました。
ひとつは
デンソーがわずか4Kgで100KW出力のモーターを開発しています。
小型車の電気自動車はこれで十分です。

二つ目は
新明和工業とJAXAで25gの重さで50Wの高効率モーターを開発に成功しています。
小型のドローンは軽くなり、猛スピードでアクションフライトが可能になります。

そしてもう一つ
デュアル ハルバッハ配列界磁モーター(発電機)が新興企業から発表されています。
低速に向いていて、驚異的なトルクや起電力データーが出ています。

どれもエネルギー効率は95%前後ですが、驚異的に軽く小さなモーターです。
主に軽く作らなければならない工具やウエアブルロボット、大型のドローンや航空機に必要な技術で、今後は日本製のモーターが世界を席巻する時代が来ます。

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