新着情報

2022/09/19
世界中が水素社会にいどんでいる。
水素はグーンエネルギー電力から水の電気分解によってCO2排出無しで作り出せます。
水素はガスコンロや暖房や火力発電所で消費しても、CO2が発生しない未来エネルギーです。

水素は酸素と結びつくと水になり、この時に電気を発生する仕組みが燃料電池(発電機)です。
そして水素燃料と大気中の酸素を燃料とする燃料電池でFCV(燃料電池自動車)として走り出しています。

じつは電気から水素を作るとあまり変換効率の良くないのです。
しかし化石燃料をベースとして作るのであればかなり効率が良いのですが、そのときに発生するCO2が電気自動車と同じく環境に優しいか疑問が残ります。

今回お話するのは東レが電気から水素を作り出す画期的な高性能技術を発表しています。
従来のフッ素系電解質膜システムから見ると、ほぼ倍の水素を発生する画期的な炭化水素系電解質膜の開発をし、去年からすでに山梨県米倉山のソーラー発電設備の小さな建物の中で実証実験が始まっています。

水を電気分解する水素発生システムは同時に酸素も作り出されますから、そのまま水素と酸素を混合燃焼する暖房設備や高効率な火力発電所にも利用できます。

エネルギーロスから考えると、一度水素にするよりもグリーンエネルギーで発電した不安定な電力は、ナトリウムイオンバッテリーのような、生産時にCO2の発生がとても少ないバッテリーに充電し、電気のまま自宅や社会や電気自動車に(電気のまま)使用するとエネルギーロスが少なくてベストです。

でも今、発電所を含めてCO2が発生する化石燃料の使用をやめて、世界中が未来エネルギーシステムの一つとしてとして水素社会の開発構築を急いでいます。

北海道では苫小牧の天然ガスをパイプラインで札幌まで運んで都市ガスとしていますが、メガソーラーや風力発電で、電力会社の売れ入れ電力を上回る電力(買い取ってもらえない発電し過ぎた余剰電力)を小さな設備で水素(水素と酸素)にして大型タンクに貯蔵し、都市間をパイプラインでつなぐシステムが少しずつ始まると思っています。

- Topics Board -